都城島津邸での郷中教育

9/21(日)、宮崎県都城市にある都城島津邸で、郷中教育( 郷中の概要)がありました。あいにくの雨の為、島津邸内の剣道場で行われました。

子供達は、10時からスタートですが、門下生は別府師範がお見えになることもあり、8時半より稽古をおこないました。

新規の見学体験者もお二人みえられて、大変ありがたいことです。

 

まずは「抜き」から。抜即斬という言葉があるとおり、いかにトップスピードで抜き上げるかをテーマに練習しました。

丁寧に抜き上げると、動作が止まる場面が見られ、また、後足の踵が上がりすぎたりすると、前足に重心が掛かりすぎたり不安定になってしまいます。

頭で分かっていても一瞬の抜き上げというものは、簡単なようで奥が深いものです。簡単にいかないから長く続けられるのかもしれませんね。

そして、基本の続け打ち。横棒へ打ち込んだ時は、十分に腰を落とし、右肩前に出し、右肩を上げ、左肩は下げる。これで右半身の姿勢になります。そして、後ろ足は内に入れること。とても難しいですが、この姿勢で続け打ちができると達成感というか、単純な続け打ちが面白くなってきます。

10時からは、子供達が2班に分かれて自顕流稽古。都城道場長より、自顕流を通し、人間形成を高める為のお話がありました。

自顕流のみならず武士道の礼儀・意地は、現代を生きる私たちが学ばなければならないと感じた次第です。

 

 

続いて、続け打ちの稽古。子供達は、まだまだ声を出すのがとても恥ずかしいようでして・・・。それでも声を絞り出しながら、一所懸命に横木に打ち込んでいました。次回は掛かりも稽古したいですね♪

                            津曲