鹿児島道場

本日は、鹿児島道場で合同稽古がありました。宮崎・熊本からも参加していただきました。とにかく各門人、ヤル気がみなぎり真面目で稽古熱心。

途中で根を上げてしまう者など誰一人居ないところは、奥田派の長所であり自負できるところだと思います。

そして、鬼と化す別府師範の連続100本続け打ちを数セット難なくこなしていきます。

続いては、掛かりと打ち廻りの基本練習。都城道場長Sさんの迫力ある掛かりは素晴らしき技であり、横木に打ち込む瞬間、木刀の振りが素早過ぎて、太刀が一瞬消えるんです。薩摩の太刀を受け止められず、次々に倒されたという逸話も納得できた次第です。

 打ち廻りに関しても、鹿児島のSさんの素早さと華麗な技・姿には異を唱える者はいません。

打ち廻りは、蜻蛉の姿勢からトップスピードで立ち木一本を打倒し、止まらずに1ステップで横木に飛び掛かる一連の作業を繰り返し繰り返し鍛練することが大切なようです。

最後は、10㌔近い打ち棒での続け打ち、猿叫ひと気合いでの連続続け打ちと続きます。特に、一年目のKさんは、猿叫ひと気合い連続続け打ち32回という驚異的な肺活量の持ち主なんです。

 

今の奥田派は非常に活発であり、とても元気な会だと自負しています。何よりも平均年齢も若く、今後が楽しみな会です。ホント頼もしい限りです。

 

稽古後、故奥田真夫先生と薬丸本家のお墓参りへ向かいます。やはり、現代において、野太刀自顕流ができるのも、肝付家、薬丸家、奥田先生のお陰だと思うのです。

そして、私たちは、先輩方の遺志を受け継ぎ、次世代へ繋ぐために日々稽古を精進して行動で示さなくてはなりません。無論、理屈など議は不要かと思います。

私たち当会の野太刀自顕流は、野太刀自顕流の祖・肝付家、その氏族である薬丸家、そして現代へと繋いでくださった奥田先生への感謝の念を込めて、今回のぼり旗を作成しました。

 

伴姓肝付氏族家伝とは、肝付本家とその一族、そして薬丸家という広い括りでの意味合いになっています。

 

本日薬丸家のお墓参りへ参りましたが、家紋そして戒名などで、やはり肝付一族であったことがはっきりと判りました。

お墓をみさせて頂いた限り、当時の薬丸家も、先祖・伴姓肝付家への思い入れというものは、我々が想う以上に強かったと思います。

 

我々も、煩悩となる三毒や慢心を慎み、先達の霊への祟敬のために、野太刀自顕流に関連する神仏へ、この幟旗をもって奉納演武にも積極的に執り行ってまいります。

 

こうやって、野太刀自顕流ができたことを有り難く噛みしめ、心の底から感謝しなければなりません。

            合掌

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コメント: 3
  • #1

    鹿児島門下生 (月曜日, 09 3月 2015 12:35)

    合同稽古は大変刺激になりますね。とても楽しくて充実した稽古でした。皆例外無くそれぞれの良さを持っていますので長所を更に伸ばし、弱点も一つずつ克服して行きましょう。

  • #2

    吉右衛門 (月曜日, 09 3月 2015 13:57)

    昨日はお疲れ様でした。おっしゃる通りです。長所をさらに伸ばして参りましょう。しかしながら、奥田先生や皆様のお墓がご近所同士とは驚きました。

  • #3

    戦闘ド〇えもん (土曜日, 14 3月 2015 18:18)

    先日はお疲れ様でした
    横木に激突した右こめかみは見事に腫れました(笑)
    また機会が在れば宜しくお願いします