打ち廻り用陣笠(ハップリ)プロトモデル

昭和10年奥田先生が照国神社でナチスドイツのヒットラーユーゲントを招いた奉納演武の際、打ち廻りで使用した陣笠(ハップリ)を復元したい!!そして神前へお供えする奉納演武で披露したい!

 

奥田先生の愛弟子であった別府師範のアドバイスを受けて、鹿児島県薩摩川内市・川内戦国村にハップリを製作依頼しました。その会長さんや支配人にも、その熱い想いが通じたのか、ご厚意で数種類のハップリを作製して頂きました。

「是非、薩摩の剣術・野太刀自顕流を次世代へ繋いで欲しい!」との会長さんの想い願いもあるようです。

本日は、プロトモデルが完成したとの連絡を受けて川内戦国村へ伺いました♪

左が深く、右が浅いハップリを作製しました。実際に打ち廻りで打ってみます!

薩摩藩士が実際に使用していた本物の牛皮を重ね合わせて作製しています。かなり贅沢な素材です。

何度も打ってテストすると、良く飛ぶ寸法が分かってきました。

更に、打ってもへたらないような工夫と重ね塗りで次回こそ完成予定です。

ひとつひとつの道具・技にこだわり、そして手間暇かけてこそ本物の野太刀自顕流が現代に蘇ります!!

夏合宿までには完成予定ですのでお楽しみに♪

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    たけちゃん (木曜日, 16 7月 2015 00:37)

    構想から実現迄長い工程、ご尽力有難うございます。道具に負けない業の修練に私を含め同門各位励みましょう!

  • #2

    不動 (木曜日, 16 7月 2015 12:59)

    牛革の本格的なものなのですね! ハップリを使用した打ち廻りはどこもされてないのでは? 奥田先生の立木が縦に跳ね上がり ハップリが浮き上がって飛んでいく斬りを楽しみにしております。兵法会にしか再現は叶わない技前でしょうから^^